不倫関係に求めるもの

初めての不倫関係の時は一人だけの人とお付き合いをして、何日おきかで
セックスをしている、という感じでしたから大部分はラブホテルと車の中
がデートの場所という関係でした。

何度か二人でお泊まり旅行もしましたが、アリバイ作りのために他の人も
誘っていたのですが、やっぱり二人だけで抱きあってセックスもしたいと
いうわけで、旅行先でのセックスは、人目を忍んでコソコソと片方の部屋
に忍びこんでの、なかなかスリルに満ちたものでした。

何日も開けないでセックスをしていると、いい加減に飽きてくるのでは？
みたいなことを実際に不倫関係を持つ前には思ったこともありましたが、
そんなことは全くなくて、会社で彼女の後ろ姿を見ていると、今夜もあの
柔らかな膣口を押し広げて…なんていう妄想が湧き上がってしまうことが
あったぐらいなので、冷たい夫婦関係よりは確実にセックスの回数も密度
も濃いのが不倫の関係だと思います。

と言いながら、私の場合は妻とのセックスも週に3-4回はありましたから
ほとんど毎日がセックスの日々という感じでしたし、車の中で彼女の中に
精液を放ちながら、家に帰ってからも妻の求めるがまま、一回目は正常位
二回目はバックでセックスをするということもありました。

そんなわけで、セックスの回数には問題を感じていなかったので、彼女が
いつもよりも短めのスカートを履いている日は帰りにデートをしてホテル
か、車の中でセックスをするというサインだと決めた時にも、問題なし、
毎日でもいいからね、と何の負担も感じていませんでした。

あの頃は、自分自身がセックス中毒者というか、セックス依存症のような
心の病気なんじゃないだろうかと思ったこともありましたが、彼女に直接
どう思うのか意見を求めたところ、どんな時もいつでもセックスしたいと
思っている気持ちは一緒だから大丈夫と言われて、単純な私は簡単に納得
していたのが、今考えたら笑えます。



彼女が言うには、私をセクシーだと思った時は、いつでも誘って欲しいの
あなたに抱かれたい時には、目一杯セクシーに見えるように振る舞うから
そんな時は体の全てであなたを受け入れたいと思っているの…と言われて
彼女もちょっとセックス依存症なのだろうか？と、少々心配したことも、
ありましたが、後になってそういう事はないことが確認出来ました。

ちなみに、世の中にはセックスフレンドという関係を続けている人も多く
いると思いますが、どれぐらいのペースでセックスをしているのかな？と
疑問に思うことがあります。
不倫関係のセックスと、セックスフレンドのセックスではどう違うのか？
とか、男女の関係の密度によって違いがあるものなのか、とかね、色々と
思うことも多々あるのが年齢を重ねた現在といったところです。

同年齢の友人に聞くと、セックスをしたのは三ヶ月前とか、半年前とか、
信じられないような話を聞くことが多い上、夫婦でのセックスはもう数年
していないという話もザラに聞くことが多いので、そういうのを聞くと、
もうセックスを卒業しているのが普通なのかな？とかね、どうして簡単に
妻を抱く、恋人を抱く、好きな人を抱くということを捨てられるのかな？
みたいな思いを感じることがあります。

夫婦間でセックスが成立しないならば、夫婦のそれぞれが恋人を作るとか
スワッピングをしてみるとか、なんらかの方法でセックスを続ける事も、
必要なことではないかと私的な感性では思いますが、人はそれぞれなので
夫婦間で合意があるのならば、30代、40代でセックスのない関係だろうが
それは成立するということなのでしょう。

不倫関係に求めるものというのは、ある人にとっては心の部分の充足かも
知れないですし、またある人にとっては、充実したセックスかも知れない
また、計算高い女性であれば、本当に心から子どもを産みたい人との不倫
で子どもを作り、夫に養ってもらうということを実践する人もいることと
思いますが、とにかく心と体の接点がなくなってきた夫婦の間に、不倫や
浮気は発生するもので、逆に言えば、心と体の接点の部分が双方にとって
心地良い関係が不倫であり、浮気であると思います。



不倫の彼女とのセックスが妻とのセックスよりも気持ちいいと感じるのは
満たされるべき部分が満たされているから…そういう事じゃないのかな。

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